Kマンション様からは建物の大規模修繕工事が終わった後に「そういえばタイルからエフロがひどくて」とご相談をお受けしました。
調査をしたところ、隣の建物との間の床の部分に隙間ができていました。
一見するとただのヒビのように見えますが、実はここからコンクリートの中に水が入り込み、反対側の壁のタイルからエフロ(エフロレッセンス:白華現象)が発生していました。
エフロが発生しているということはコンクリートのアルカリ成分が流れ出し、コンクリートの中性化が進んでいる証拠です。
このまま放置しておくとコンクリート中の鉄筋がサビてしまい強度低下にもつながりますし、なにより景観が悪くなります。
このマンションではほかの業者に依頼してエフロの除去作業を行ったそうなのですが、エフロを除去してから半日もたたないうちに、またエフロが出てきたとのことです。
これはコンクリート内部に相当水がたまっている証拠で、防水もセットで施工しないと意味がないということで弊社にて対応させていただきました。
エフロが発生している原因(今回は裏側のヒビ)を除去してからエフロの除去をしないと、何度でもエフロが発生してしまいます。
今回は笠木の天端(タイル)から立ち上がりの内壁、そして床のヒビをふさぎ、防水処理をすることで、ようやくエフロが止まったと喜んでいただけました。
今回は仕上げにこちらのミヤキ ビートルを使って洗浄を行いました。
エフロが止まらない場合、必ずどこかに水が入ってきている場所があります。
Kマンション様の場合、エフロが発生している壁の反対側のヒビが原因だったのですが、他にも屋上の防水が劣化して、そこから水が建物内をまわっていたり、サッシのコーキングがきれていたりといろいろなケースがあります。
Kマンション様の工事でも通路の階段、側溝の防水もあわせてご依頼いただきました。
定期的な防水工事は建物の景観保全だけでなく、建物の強度維持にもつながります。
もしエフロで悩まれている方は防水とエフロ除去はセットで行うことをおすすめしています。
Kマンション様のケースでは下記の費用で施工させていただきました。
千種区覚王山 8階建てRCマンション
施工場所 | 費用 |
---|---|
通路の階段、側溝の防水処理 | 約21万円 |
1階の自転車置き場の外壁タイル エフロ洗浄、保護剤塗布 | 約6万円 |
基礎部分の防水施工 | 約13万円 |
そのほかの細かい工事と諸経費で約45万円(税別)で施工させていただきました。
建物の規模等によって費用は変わってきますのでエフロに悩まれていたり、防水工事を検討されている方は名古屋匠塗装まで一度ご相談ください。
施工後の写真
施工前の写真
今回の工事 お客様の感想
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