水性塗料と油性塗料はどちらがいいの?
塗料の種類が色々あり、ちょっと混乱してしまう方も居ると思うので、最初に外壁塗装に使われる塗料の種類を整理しておきます。
外壁塗装に使われる塗料の種類 ※耐久年数は一般的な目安です。
アクリル系塗料 | 耐久年数 | 約4年 |
ウレタン系塗料 | 耐久年数 | 約6年 |
シリコン系塗料 | 耐久年数 | 約13年 |
フッ素系塗料 | 耐久年数 | 約18年 |
遮熱塗料 | 耐久年数 | 約18年 |
光触媒塗料 | 耐久年数 | 約20年 |
大きくわけると上記6つの塗料があります。
そして塗料には「水性塗料」(水系)と「油性塗料」(溶剤系)があります。
水性塗料と油性塗料の特徴
水性塗料 |
油性塗料 |
|
塗料の主成分 |
水 |
有機溶剤(シンナーなど) |
内装への使用 |
できる |
できない |
保管 |
特に注意は必要としない |
注意が必要 |
メリット |
・値段が安い |
・耐久性に優れている |
デメリット |
・耐磨耗性が弱い |
・値段が高い |
液型タイプ |
1液型 |
1液型、2液型がある。 |
水性塗料と油性塗料どちらが良いの?
何に塗るかにもよるため一概にいえませんが、一般的に、水性よりも油性の方が長持ちすると言われています。
特に溶剤(油性)2液型タイプの塗料は他と比べると、耐久性・密着性共にたいへん優れています。水性1液型と、溶剤(油性)2液型を比較すると仕上がりも耐久性も明らかに差が出ます。
ただ、昔は圧倒的に油性塗料の方が耐久性が良かったのですが、今はメーカーの努力もあって水性塗料でも油性塗料に引けを取らないくらい性能が向上してきてはいます。
さらに最近登場したのが、油性塗料の中でも「弱溶剤」タイプというものです。これは、溶剤タイプの環境に良いとは言えない・臭気が気になるというデメリットを無くしたもので、溶剤と比べると臭いも少なく環境に優しい塗料となっています。
まとめ
種類
- 外壁塗装に使われる塗料の種類は6種類
- それぞれ水性塗料と油性塗料に分かれている
- 油性でも溶剤と弱溶剤がある
- さらに1液型と、2つの剤を混ぜないと使えない2液型がある
特徴
- 一般的に油性の方が密着性、耐久性に優れている
- 水性でも昔よりは性能が向上してきている
- 水性は臭いが無いが、油性は臭いがきつい。内装の塗料に油性は使えない
- 溶剤2液型がおすすめ
溶剤2液型の塗料は、主材と硬化剤を混ぜる手間もありますし、混ぜた後は6~8時間で使わなければいけないので使い回しができません。技術も必要となります。
工賃がかかる、人件費がかかる、難しい・・などという理由で溶剤2液型を使う業者は少なくなってきています。 が、
(油性)溶剤2液型こそプロが使う一級品、と業界では言われています。
仕上がりも持ちも違うので、付帯部分にも溶剤2液型を使用することで素晴らしい仕上がりとなります。
名古屋匠塗装での考え方
また当社では、外壁の材料やその外壁の傷み具合にもよりますが、 費用対効果のバランス等色々と総合的に考え、(油性)溶剤2液型の塗料が現状では一番おすすめです。
弱溶剤シリコン塗料のクリーンマイルドシリコンに弾性硬化剤入れる2液型を推奨しています。
お客様声の一部を紹介します。
『新しい材料ですので、正直施工するまでは、不安でしたが予算にも余裕もなかったため費用対効果・仕上がり・耐久性が抜群にいいといった齊藤君の声を信じてよかった!提案してくれてありがとう!』
(施工後外壁をさわってから思わず出た一言)
『もちもちしてる~!!』
『気持ちいい~』
『これは長持ちするわ!』
『材料の進歩ってすごいね』
『やっぱり日本の塗料メーカーってすごいね。』